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ー販促用パンフレットの作り方|心理的効果の高い内容とはー

訪問先やイベント会場で目にする機会が多い、パンフレット。情報を詳細に載せられる点から、販促物として効果の高いアイテムです。

しかし、情報を盛り込みすぎては逆に何が伝えたいのか分かりにくくなったり、そもそもどのような内容をパンフレットに載せたらよいのか迷ったりしますよね。

本記事では、販促におけるパンフレットの役割・よく混同されがちなリーフレットとの違いを解説するとともに、作り方を紹介します。さらに、心理的効果を利用した販促効果の高いパンフレットを作るコツをお伝えするので、パンフレット作りに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

 

販促におけるパンフレットの役割

販促におけるパンフレットの役割とは、商品やサービスの紹介です。チラシやクーポン券など、多種多様ある販促物のなかで、パンフレットは、紹介という段階を経て認知度を向上させる目的があります。

カタログとは異なり、ページ数が限られているため、主に特定の商品やサービスについての情報を掲載します。その分、コストも抑えられるうえ、購買意欲の低い見込み顧客にも手に取ってもらいやすいという点がメリットです。

 

パンフレットとリーフレットの違いとは

パンフレットと似た販促物として、リーフレットが挙げられます。パンフレットが複数ページで構成されるのに対して、リーフレットは1枚のみで構成され、2つ折りや3つ折りにされる販促物です。

よくテーマパークや商業施設の案内図などが掲載されたリーフレットを見かけることがあるでしょう。1枚という少ない範囲での掲載となるため、情報量はパンフレットより多くはありません。

ただ、2つ折りや3つ折りにすることで各面で項目や内容を分けられ、持ち運ぶときもコンパクトになる点がリーフレットのメリットです。

 

パンフレットの作り方

パンフレットの作り方は大きく分けて以下の4つの工程があります。

  1. ターゲットの明確化
  2. パンフレットに載せる内容を吟味する
  3. デザイン・構成を練る
  4. 予算・納期を決定する

それぞれを詳しく見てみましょう。

 

1.ターゲットの明確化

どのような販促物を作るにしても、一番始めにやるべきことは、ターゲットの明確化です。誰に向けたパンフレットかあいまいなままだと、載せる内容がぶれてしまったり、伝えたい内容がぼんやりしてしまったりして、思ったように顧客へ情報が伝わりません。

パンフレットは、購買意欲の低い人にも商品やサービスに興味を持ってもらえるように工夫する必要があります。その商品を手に取ってもらいたいターゲットを明確にし、そのターゲットはまずどのような情報を知りたいか想像しましょう。

 

2.パンフレットに載せる内容を吟味する

ターゲットが明確にできたら、おのずと載せる内容も絞れてきます。パンフレットは複数枚のページからなる販促物です。

そのため、載せたい情報を盛り込みすぎてしまう傾向にあります。しかし、あまりにたくさんの情報を載せてしまうと、結局何を伝えたいのか分かりにくくなる可能性が高めです。

たとえば、自社製品を紹介するためのパンフレットの場合、以下のような内容を載せるとよいでしょう。

  • 自社商品の概要を簡潔に表現
  • 商品の特徴
  • 商品の料金
  • 問い合わせ先

特に、商品の特徴の部分では、開発までの秘話やプロしか知り得ない知識などを盛り込むと、顧客の興味を引きやすくなります。また、ターゲットが女性の場合はデザインなどの視覚に訴え、男性の場合はデータや統計などの具体的価値に焦点を充てると効果的です。

 

3.デザイン・構成を練る

デザインを考える際もターゲットに沿ったアイデアが必要です。配色に気を配ると、目線を集めやすくなります。

たとえば、背景はベースカラー・文字やイラストにメインカラー・より注目してほしい箇所にアクセントカラーという3色展開すると、伝わりやすくなります。

また、人の視線はZの順で動くという法則も活用しましょう。構成も、Zの順に配置すると分かりやすいパンフレットになります。

 

4.予算・納期を決定する

予算や納期は、余裕を持って進めましょう。印刷ミスや予定外のトラブルなどにも対応できるよう、ゆとりをもつことが大切です。

 

パンフレットに取り入れたい心理的効果

基本的に購買意欲の低い人を対象としたパンフレットですが、心理的効果を活用することで購買意欲を高めることが可能です。人には「買いたい」という欲求を刺激するポイントがあります。

この人間の心理を上手く作用させ、より販促効果の高いパンフレットを作りましょう。

 

商品を手にしたあとの生活を具体的に見せる

商品を手にしたあとの嬉しい生活の変化は、いわゆる、ターゲットにとってのベネフィットです。人はベネフィットを感じたときに購買意欲が高まると言われています。

商品を購入することで、どのように楽になるのかやそのような楽しさを味わえるのか、顧客が自ら想像できるようなパンフレットにしましょう。商品使用時の写真や、生活が好転した具体的なクチコミなどを掲載すると効果的です。

 

どれが好きか問う

人は自分が選んだものに価値を見出す傾向があります。これは、コントロールの錯覚という心理です。

たとえば、いくつかの商品を提示して、どれが好きか問うような構成にすると、自分の選んだ商品が価値あるものだと認識し、購買意欲が高まります。

 

無意識に好イメージを持つものと結びつける

人が普遍的に抱いているイメージと商品を結びつけることで、商品に対しても同じイメージを与えることが可能です。ユングの元型論という心理を活用した手法になります。

たとえば、動物のかわいらしさや自然の豊かさなど、普遍的な価値とつなぎ合わせてPRしましょう。その商品に対しても好印象を与え、結果、購買を促進する効果が期待できます。

 

購入する理由を付加する

たとえば、自分へのご褒美や環境保護のためなど、購入する理由を提示すると、購買の後押しに効果的です。特に高価な買い物をするとき、人は躊躇してしまいがちですよね。

そのようなとき、明確な理由を提示されると、購入のハードルが下がりやすくなります。ターゲットの心に響く効果的な理由を考えると、さらによいでしょう。

 

まとめ

販促におけるパンフレットの役割は、商品やサービスの紹介をすることです。1枚で構成されるリーフレットとは異なり、情報を多く載せることが可能なので、内容を厳選することが重要となります。

記載する内容がターゲットの心理を動かす内容だと、さらに購買意欲が向上しやすいでしょう。そのためには、ターゲットの明確化が大切なポイントです。

本記事を参考に、販促効果の高いパンフレットを制作してみてください。

2024.06.14